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dig コマンド 名前解決

ドメインからIPアドレス(正引き)、IPアドレスからドメイン(逆引き)といった名前解決を行うができるコマンド

digコマンドをご存じですか

「Domain Information Groper」は、略して「dig※」と呼ばれる、ネットワーク管理のためのコマンドラインツールです。その名前が示す通り、「ドメイン情報の探り屋」といった意味合いを持ちます。

このツールは、DNS(Domain Name System)サーバーに問い合わせを行い、ドメイン名に関するさまざまな情報を取得するために使われます。

※ 「groper」は英語で、「痴漢」や「触る人」という意味で、特に性的な目的で許可なく他人を触る人を指します。また、動詞「grope」は「手探りする」という意味で、そこから派生して、不快な形で触る行為を指す場合もあります。

名前解決とは

名前解決とは、人間が覚えやすいドメイン名(例:www.google.com)を、コンピューターが通信に使うIPアドレス(例:142.250.199.142)に変換するプロセスです。

仕組み

ウェブサイトにアクセスする際、ブラウザはまずDNSサーバーにドメイン名を問い合わせ、対応するIPアドレスを取得します。この一連の動作が名前解決です。

  1. ユーザーがブラウザに「www.example.com」と入力。

  2. ブラウザが最寄りのDNSサーバーに「www.example.comのIPアドレスを教えてください」と問い合わせる。

  3. DNSサーバーが「93.184.216.34です」と回答する。

  4. ブラウザが取得したIPアドレスを使って、ウェブサーバーと通信し、ウェブサイトを表示する。

これにより、ユーザーは数字の羅列であるIPアドレスを覚えることなく、馴染みのあるドメイン名でインターネット上のサービスにアクセスできます。

dig の使い方

dig[ドメイン名]

Bash

dig[ドメイン名]

dig karaie.com

				
					 % dig karaie.com

; <<>> DiG 9.10.6 <<>> karaie.com
;; global options: +cmd
;; Got answer:
;; ->>HEADER<<- opcode: QUERY, status: NOERROR, id: 6455
;; flags: qr aa rd ra; QUERY: 1, ANSWER: 1, AUTHORITY: 0, ADDITIONAL: 1

;; OPT PSEUDOSECTION:
; EDNS: version: 0, flags:; udp: 1232
;; QUESTION SECTION:
;karaie.com.			IN	A

;; ANSWER SECTION:
karaie.com.		0	IN	A	192.168.100.100

;; Query time: 1 msec
;; SERVER: 192.168.1.102#53(192.168.1.102)
;; WHEN: Thu Aug 14 09:00:34 JST 2025
;; MSG SIZE  rcvd: 55

				
			

説明

ANSWER SECTION:
karaie.com. 0 IN A 192.168.100.100

と応答があり、karaie.com は、Aレコードの 192.168.100.100 である。

IN A

ANSWER SECTION: 応答セクション。ここにAレコード(ドメイン名に対応するIPv4アドレス)が表示されます。

返事のあったDNSサーバーは、

SERVER: 192.168.1.102 ということになる。

dig @[DNSアドレス] [ドメイン名]

特定のDNSに問い合わせることができる。

たとえば 8.8.8.8 はgoogleのグローバルのDNSですが、そこに karaie.com のアドレスを尋ねるには、

				
					 % dig @8.8.8.8 karaie.com

; <<>> DiG 9.10.6 <<>> @8.8.8.8 karaie.com
; (1 server found)
;; global options: +cmd
;; Got answer:
;; ->>HEADER<<- opcode: QUERY, status: NOERROR, id: 5366
;; flags: qr rd ra; QUERY: 1, ANSWER: 1, AUTHORITY: 0, ADDITIONAL: 1

;; OPT PSEUDOSECTION:
; EDNS: version: 0, flags:; udp: 512
;; QUESTION SECTION:
;karaie.com.			IN	A

;; ANSWER SECTION:
karaie.com.		300	IN	A	121.1.130.140

;; Query time: 27 msec
;; SERVER: 8.8.8.8#53(8.8.8.8)
;; WHEN: Sun Aug 17 10:59:19 JST 2025
;; MSG SIZE  rcvd: 55
				
			

これは、ローカルの DNS に問いかけるときも同様です。

※ MSG SIZE とは

dig が DNS サーバーから受け取った DNS 応答メッセージ全体のサイズ(バイト数) を表します。
「rcvd: 55」の場合、受信した DNS 応答のサイズが 55バイト だった、という意味です。

ここで 55 というのは:
• DNS ヘッダ部分(12バイト)
• QUESTION セクション
• ANSWER セクション(93.184.216.34 の A レコード)
• その他のフィールド

を合計したサイズが 55バイト、ということ。
 

dig コマンド 名前解決

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